風圧力とは、風によって建物に加わる水平力のことをいいます。
風圧力は、建物の高さや形状、地域によって変わってきます。風圧力は、地震力、積載荷重などと同じく、比較的短時間にかかる短期荷重の一つとされています。
なお、短期荷重とは、積載荷重、風圧力、地震力などのことをいい、短期荷重となる地震力とは、地震によって建物が受ける水平力のことをいいます。
地震力は、建物の重量(固定荷重と地震用積載荷重)×設計震度で得られます。また、これは、耐震設計用語のことで、地震力は地震荷重とも呼ばれています。地震の水平力による影響は、建物が重く、加速度が大きいほど地震力が大きくなる性質です。また、地盤が軟らかいほど、地震の影響を受けます。
そして、積載荷重とは、建物の床に載る荷重のことをいいます。積載荷重は、建築基準法により、建物の用途に積載荷重が定められています。積載荷重は、人や家具などの荷重について定めたもので、特にピアノなどの重くて大きいものについては、荷重に対する床補強を行う必要があります。