低収縮コンクリートとは、乾燥収縮によるひび割れを低減するために、収縮低減剤を混入したコンクリートのことをいいます。
低収縮コンクリートは、壁やスラブなどで使われています。表面にできるような小さなひび割れのことを、ヘアクラックといいます。
ヘアクラックは、収縮クラックと呼ばれ、補修の必要はなく、また、構造的にも問題はありません。
なお、一般的なクラックとは、建物の外壁や内壁、基礎などにできる亀裂やひび割れのことをいいます。クラックは、乾燥収縮や膨張などによって生じるもので、表面に生じた小さなひび割れを「ヘアークラック」や「チェッキング」といいます。
また、設計、施工上の欠陥によって構造内部から生じたひび割れを「構造クラック」や「クラッキング」と呼んで区別しています。