住まい・住宅関連の用語集

　特記仕様書とは、工事施工上の注意点や建物に使用される各材料の仕様やグレード・品質の程度などのいついて記した図面のことをいいます。
　特記仕様書は、図面に表現できない事項を言葉で表したものです。住宅など建物を建設するために必要な図面や仕様書のことを設計図書といいます。そこで、特記仕様書も設計図書の一つとされています。
　設計図書は、工事請負契約や建築確認申請の際に必要な書類のことで、工事内容を指示するための各種書類のことをいいます。設計図書には、2面以上の立面図や平面図などの設計図と、内外装などの下地や仕上げなどを記した仕上げ表、図面では表せない工事方法について指示する仕様書があります。
　土九二建築物の構造や規模によって附近見取図、配置図、矩計図(かなばかりず)なども異なり、また内装、外装の仕上げをそれぞれ表にまとめた仕上げ表には、室名を縦軸に、床、壁、天井などの項目を横軸にした「内部仕上げ表」があり、外壁、屋根などの外部仕上げについては立面図や矩計図などで代用されたものがあります。また、各部の下地、仕上げ材料、塗装などの仕上げ方法の指示、造作や付帯設備を記入することもあります。
　在来工法住宅の設計図書の場合は、20〜30種類ほどあります。なお、設計図書は、フラット35の設計検査や建築確認申請に必要な図書類であり、用いられるところによってそ、の重要度も異なるものとされています。