住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 複合フローリングとは、木質系材料からなる床板のことをいいます。
 複合フローリングでは、合板や集成材が使用されたフローリングです。そこで、複合フローリングは、無垢フローリングのような暴れは発生することはありません。住宅メーカーや工務店などでは、標準仕様の床材として多く用いられているものです。
 なお、フローリングとは、木質系床仕上げ材のことをいいます。日本農林規格では、フローリングについて、引き板でつくられた天然木による無垢材の単層フローリング、薄くスライスした木を張り合わせた合板や集成材でつくられた複合フローリング、さらにフローリングブロック、フローリングボード、モザイクパーケットなどに分類されています。
 このほか、傷がつきにくいもの、汚れにくいものなど、価格や性能まで違うフローリングは数百種あるといわれています。たとえば、よく使用される複合フローリングは、メンテナンスが比較的に容易であるとされ、遮音性を重視したフローリングはマンションで使われることが多いようです。
 床に用いられたフローリングでは、遮音性能が重要になります。フローリング床では、コインやスプーンなどの小さいもでも、床に落としたとき、その音が階下によく伝わります。軽くて高い音を特長するマンションのフローリングなどの床で出る軽量床衝撃音は、トラブルの原因になったりしています。騒音トラブル対策として、二重床にしたり、カーペットなどを敷いて吸音することで騒音問題を解消するようにしています。
 これらの衝撃音は、遮音等級(L値)で表わされ、軽量床衝撃音はLLで表されます。階下に音が伝わりやすいフローリング床などの場合、LL値が高めです。遮音等級LLでは、LL80はうるさくて我慢できない音とされ、LL50では音が聞こえ、LL30では聞こえないというように、数値が小さくなるほど遮音性能が高いものとされています。


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