住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 南京下見とは、杉などの小幅板を、羽重ねにして横に張った外壁のことをいいます。
 南京下見は、木造住宅において外壁に張る下見板とことをいいます。
 下見板とは、互いの板を少しずつ重なり合うように取り付けたもので、下見板張りとも呼ばれています。一般に板壁は、外壁として土壁を保護する役割として用いられ、または内壁の化粧材などとして使われています。
 そして、板壁には自然素材が使用され、板の張り合わせ方により、縦のラインが出る縦羽目板と、横のラインが出る横羽目板があります。
 縦羽目板では、すき間ができないように、板のつなぎ目部分を凹凸に加工します。また、横羽目板の場合では、板の一部を重ね合わせて下見板張りに仕上げます。
 なお、市街地では、都市計画上、防火地域や準防火地域に指定される地区が多く、防火地域以外でも建築基準法22条に規定する「延焼の恐れのある地域」に指定されることがよくあります。
 建築基準法22条に規定する「延焼の恐れのある地域」では、木造住宅での外壁や軒などに使用できる建材について規制されています。そこで、不燃性材料でできた建材を用いなくてはならないとされ、板壁の使用は制限されることになります。防火構造上、都市部では使えないことになっています。


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