住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 中破損傷とは、地震によって住宅などが補修や補強が必要なほど、構造体が損傷することをいいます。
 中破は、柱や梁、壁、基礎、床組、屋根組などの構造体が損傷することで、応急補強しなければ使用できない被害のことをいいます。また、これよりも大きな地震被害は、大破損傷と呼ばれています。
 なお、地震によって建物が受ける水平力のことを地震力といいます。地震力は、建物の重量(固定荷重と地震用積載荷重)×設計震度で得られます。また、これは、耐震設計用語のことで、地震力は地震荷重とも呼ばれています。地震の水平力による影響は、建物が重く、加速度が大きいほど地震力が大きくなる性質です。また、地盤が軟らかいほど、地震の影響を受けます。
 軟弱地盤とは、軟らかい地盤のことをいいます。軟弱地盤は、建物の安定と沈下に問題がある地盤のことで、地盤改良や補強などが必要な地盤とされているものです。軟弱地盤では、建物が不ぞろいに沈下することがあります。不均衡な応力が発生することによって部分的に異なる沈下を起こすもので、建物が斜めに傾いたり、沈み込んだりします。これは不同沈下といい、原因として上げられるのは、盛土や埋立地の締め固めや、軟弱基盤の地盤補強工事が不十分であったり、基礎地盤固めが不均一であることを原因とします。
 また、地中の土塊や有機物の腐食できた空洞が原因で圧密沈下することがあります。不同沈下により、建物には、ひび割れによるクラックや歪みが生じます。ひび割れから亀裂が入ったりし、鉄筋などの腐食が進みやすくなります。隙間が生じて風が入ったり、雨漏りの原因になることがあります。建物では、ドアの開け閉めにも支障がでたり、荷重のバランスが崩れるなど、建物に大きな負荷がかかり、倒壊の危険性も出てきます。


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