簡易宿所型ゲストハウスとは、安価な簡易宿泊施設のことをいいます。
簡易宿所型ゲストハウスは、来客の宿泊のために、1泊単位で宿泊でき、主に旅行を行なう人向けに提供される宿泊施設のことをいいます。簡易宿所型ゲストハウスでは、キッチンやトイレ、シャワールームなどは共同で、相部屋の場合が多くあります。特徴として、リビングなどでは、他の旅行者との交流もできます。アパート賃貸のように敷金や礼金を支払う必要はありませんが、賃貸と違って、契約の際に保証金を事前に支払う必要がある場合が多くあります。ただし、この保証金は、敷金を兼ねていたりすることがあり、返還されないこともあります。
なお、簡易宿所型ゲストハウスは、ベッド・アンド・ブレックファスト(Bed and Breakfast)の一種とされています。ベッド・アンド・ブレックファストは、家族経営による小規模な宿泊施設のことで、その多くは住宅や民家などをリフォームして営業している宿が多くあります。英語圏各国における小規模な宿泊施設のことをいい、宿泊と朝食の提供を料金に含み、比較的低価格で利用できるものをいいます。
また、「ゲストハウス」との違いについては、明確な区別はありませんが、日本では、ゲストハウスが国内旅行向けの安価な宿泊施設である点において異なるものとしています。