住まい・住宅関連の用語集

　ゲストハウスとは、主に来客の宿泊のために、設けられた建物のことをいいます。
　ゲストハウスは、1泊単位で宿泊でき、ユースホステルのようなものをいいます。ゲストハウスは、国内旅行を行なう人向けに提供される宿泊施設で、キッチンやトイレ、シャワールームなどは共同、相部屋の場合が多くあります。
　ゲストハウスは、北海道や関西などで多く見られるものですが、大阪や東京では、外国人受け入れる簡易宿泊所としてよく見られます。ゲストハウスの特徴として、リビングなどでは、他の旅行者との交流もできます。アパート賃貸のように敷金や礼金を支払う必要はありませんが、賃貸と違って、契約の際に保証金を事前に支払う必要がある場合が多くあります。
　ただし、この保証金は、敷金を兼ねていたりすることがあり、返還されないこともあります。大手が運営するゲストハウスでは、会員性をとって入会金を徴収する場合があります。会員制の場合は、入居において敷引き不要というところもあるようです。
　なお、敷引きとは、敷金を契約時に支払うことをいいます。礼金をとらないかわりに契約時に敷金を払って解約引きや敷引きを行い、それを礼金の代わりに家主が徴収するものです。
　礼金とは、賃貸住宅に入居する際に、賃借人が家主に支払う一時金の一つのことをいいます。礼金は、慣習によるもので法律的な根拠はなく、契約が終了しても通常、敷金や保証金のように返還されることはありません。また、礼金は、関西で保証金の償却に当たります。礼金は、かつて家主の力が強かったために発生した金銭であり、法的な裏付けもなく、昔は領収書を出さない権利金ともいわれています。
　現在でも関東では家賃の1〜2か月分の礼金を取ることが多くありますが、最近では、賃貸住宅の供給が増えて空室も多くなったことから、借り手市場となり、礼金のない賃貸住宅の契約も増えています。