住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 残留沈下とは、載荷した荷重を除去しても載荷前まで戻らない分の沈下のことをいいます。
 一般の沈下は、盛土や埋立地の締め固め、軟弱基盤の地盤補強工事が不十分であったり、基礎地盤固めが不均一であることが上げられています。
 また軟らかい地盤のことを軟弱地盤といい、建物の安定と沈下に問題がある地盤のことで、地盤改良や補強などが必要な地盤とされているものです。軟弱地盤では、沈下により、建物にはひび割れや歪みが生じます。ひび割れから亀裂が入ったりし、鉄筋などの腐食が進みやすくなります。また隙間が生じて風が入ったり、雨漏りの原因になることがあります。建物では、ドアの開け閉めにも支障がでたり、荷重のバランスが崩れるなど、建物に大きな負荷がかかります。倒壊の危険性も出てきます。
 なお、時間をかけて起こる沈下のことを圧密沈下といいます。時間をかけて排水し、体積が減少することで、圧密現象を起こして地盤が下がることをいいます。圧密沈下では、地中の土塊や有機物の腐食できた空洞が原因で圧密沈下することがあります。また荷重を加えるとすぐに起こる地下のことを即時沈下といいます。
 即時沈下は、時間によって沈下する圧密沈下とは異なるものです。このように沈下にはさまざまありますが、残留沈下は、荷重を除去しても戻らない部分を指していう特徴があります。


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