住まい・住宅関連の用語集

　居室の換気面積とは、居室の換気に有効な開口部の面積などのことをいいます。
　居室の換気面積は、換気ファンなどの技術を持ち入ることによって緩和されることがあります。居室の換気については、換気に有効な窓や換気口などの面積のことを有効換気面積といい、建築基準法では、居室に必要な有効換気面積について、居室面積の20分の1以上と定めています。法規上、この面積以上の有効換気面積がないと、居室として認められなくなります。
　なお、居室とは、日常、家族が多く居る部屋、居間、茶の間、居住、娯楽などのために使用する部屋のことをいいます。また居室の条件として、建築基準法（建築基準法第2条4号）では、居住、執務、作業、集会、娯楽、その他これらに類する目的のため、継続的に使用する室を居室と定義しています。居室は、このように法令で規定する天井高、採光、換気の条件を満たしていることを条件としています。
　つまり、居間とは、建築基準法に規定されている具体的な採光面積の計算方法、換気面積の計算方法の算定による採光や通風等の要件を満たした室のことを指しています。居室とは、この法令の条件を満たしたリビング・ダイニングや子供部屋、寝室、居間、茶の間などのことをいいます。そのため、トイレ、浴室、洗面室、玄関については居室には含まないものとしています。
　また人が中に入って歩き回ることができる程度の大きさでも、建築基準法の要件を満たしていないものは居室とは認められず、納戸として扱われます