住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 板床とは、床の間の形式の一つで、床部分が板敷きになっているものをいいます。
 板床の他に畳床があります。畳床は、床部分に本畳を敷き込んだ床の間の一形式のことで、3種類あります。縦横に重ねた稲藁を麻糸等で縫い固めたものは、藁床、ポリスチレンフォームや発泡スチロール、インシュレーションボードなどの新建材を使うものは、建材畳床、これら藁と新建材を組み合わせたものをサンドイッチ畳床と呼んでいます。
 また、藁床以外の畳床を化学床ともいいます。
 建材畳床は、軽くて断熱性があることで知られています。床の間とは、和室などの日本間の一角に設けられ、壁に書画や掛軸、床には生け花などが飾られる広さ半畳から1畳程度の場所のことです。
 床の間には、床柱、床框、床畳、床板、落とし掛け、違い棚などで構成されています。かつては、「床」「書院」「違い棚」が各々別の部屋に設けられていたようですが、今のかたちは、江戸時代に完成したものです。床の間は、板張りで、周囲の畳よりも高くなっています。床には置物や生け花、壁には、書画などが飾られます。
 なお、床の間の脇にある机と障子で構成された室内の部位のことを書院といいます。格式や様式を重んじる書院造りに比べて、自由度が高くなった数寄屋造りでは、床の間は小さく、質素でシンプルになり、時代が下って住宅に採用されるようになっています。


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