気密補助材とは、気密住宅の気密性を確保するために、気密材の継目などに用いる材料のことをいいます。
気密補助材には、防湿気密フィルム、気密テープ、気密パッキン、現場発泡断熱材、シーリング材などがあります。中でも防湿気密フィルムは、気密性を確保するために気密住宅に用いるフィルムシートです。防湿気密フィルムは、日本工業規格の住宅用プラスチック系防湿フィルムに適合したものとなります。
なお、気密層とは、すき間風を防ぐために、外壁や床、天井などに設ける層のことをいいます。また、建物の内外から入る風に対して、気密性を高めまるためにプラスチック系のフィルムなどをすき間に張ります。気密層は、室内を密閉させる層であると同時に、外壁に入れた断熱材の内部結露を防止するため、室内側からの水蒸気が侵入しないように防湿性の高い素材、防湿気密シートを使います。
防湿気密シートは、漏気をなくして熱損失を防ぐ気密層の役割、水蒸気の出入りを防ぐ防湿層としての役割を果たしています。