二丁掛けタイルとは、小口タイルを、2枚を横に並べたものをいいます。
二丁掛けタイルは、108ミリ×60ミリの小口タイルを2枚並べ、それに目地幅を加えた大きさの227ミリ×60ミリのサイズのタイルのことをいいます。二丁掛けタイルは、特定の位置に限定して使う建築材料のことで、役物とも呼ばれています。
なお、タイルとは、粘土や特定の鉱物などを焼いて板状に成形した陶磁器製品のことで、素地の質や製法によって用途が異なります。主に壁や床の仕上げ材として使用される内装用、外装用、床用、モザイク用などがあり、吸水率が高い順に、たたくと金属音がする素地が堅く締まった磁器質タイル、磁器に次ぐ堅さのせっ器質タイル、半磁器質、有色でたたくと濁音がする陶器質があります。
また、タイルは、正方形や二丁掛けなど大きさによって呼ばれかたも異なります。