住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 RM造とは、柱と梁の結合部分が固定された変形しにくい「剛接合」の建物のことをいいます。
 RM造は、ラーメン構造とも呼ばれ、ラーメンとはドイツ語で枠のことをいい、筋交いや耐力壁を必要としない構造です。地震などの横揺れ、建物の荷重を柱と梁で支える工法で、RM構造は、壁のない広い空間ができる構造です。そこで、開口部が多く取れたり、設計上の間取り計画も、比較的自由となり、レイアウトにおいても配置が自由になる構造とされています。
 RM構造は、主に鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物で用いられ、中層以上のマンションでは、この工法が多く採用されています。
 なお、RM構造に壁式構造を合わせたものがあります。これは壁式ラーメン構造というもので、ラーメン構造と壁式構造の折衷型です。壁式ラーメン構造は、平べったい柱を使って構成するもので、ラーメン構造と壁式構造の利点を採り入れた構法となります。この構法では、室内側の耐力壁は必要なくなり、戸境壁部分だけとなります。また壁式ラーメン構造の場合は、鉄筋コンクリート造7〜8階建ての採用となります。
 ただし、マンションでは、ラーメン構造よりも空間の自由度は下がります。


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