下宿とは、月極めの契約で部屋を間借りできるものをいいます。
部屋を提供する側のことを下宿屋と呼び、部屋自体や建物のことを下宿といいます。また、下宿は、旅館業法における営業形態のひとつとされ、風呂やトイレが共同のところが多くあり、学生専門に貸し出すことが一般的となっています。下宿では、食事付きという形式がほとんどで、料金は部屋代と朝食、夕食の食事代が加算された家賃となっています。また、最近では、親元から離れた学生が、アパートやマンションなどで生活する一人暮らしのことにおいても「下宿」と呼ぶようになっています。
なお、学生を対象として下宿に似たものには、食事のついた学生寮または学生会館というものがあります。これらは、大学の周辺に多くあり、学生会館とは、大学、短大、専門学校などの学生専用につくられた賃貸施設のことで、住み込みの管理人がいます。部屋には、机やベッドなどの家具があり、バスとトイレやキッチンが共用のタイプ、またはワンルームマンションのタイプのものがあります。下宿に比べて学生のための施設が整っています。ただし、門限を設けていることがほとんどです。
また、一般のマンションやアパートでも学生を限定として入居させる賃貸物件もあります。