中層住宅とは、階数が4〜5階の集合住宅のことをいいます。
この階数ではエレベーターを必要とせず、階段によって昇降を行なうことになります。
なお、建物は、階数によって次のような分類されています。
2階建以下は、低層住宅や低層マンションといい、3〜5階建の建物は、中層住宅や中層マンションを呼ばれています。また、6階以上のマンションのことを高層住宅と呼び、20階建以上のマンションのことを超高層住宅、タワーマンションと呼んでいます。
そこで、中層住宅とは、3〜5階建ての建物のことをいうようになっています。中層住宅で用いられる構造としては、鉄骨造や鉄筋コンクリート造です。3階建てでは、木造が用いられることがあります。
鉄筋コンクリート造(Reinforced Concrete)とは、鉄筋とコンクリートを用いて主要構造部の柱や梁などを構成する構法です。鉄筋コンクリート構造の建物は、耐久性や耐震性、耐火性、防錆などに優れています。ただし、他の構造に比べて、重量があるため、高層建物よりも中高層の建物に多く見られます。
なお、鉄骨は、耐久性に優れ、鉄筋コンクリート造などに比べて軽量であるため、超高層マンションで用いられています。