住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

トップページ > 赤瓦

 赤瓦とは、赤い色を使った瓦のことをいいます。
 赤瓦には、塩焼瓦と沖縄の赤瓦の二つがあります。赤瓦は、一般に琉球瓦のことをいいます。
 琉球瓦は、平瓦に当たる女瓦の上に、丸瓦に相当する男瓦を載せ、継目を白の漆喰で塗り固めたものです。そこで、赤と白の屋根で、沖縄独特の町並みを形成しています。
 しかし、沖縄の伝統とされている赤瓦屋根は、明治時代まで、住宅の使うことが禁止されていたこともあり、赤瓦は比較的に新しいものとなっています。
 また、塩焼瓦は、焼成の最終段階で食塩を投入して焼いた瓦のことをいい、釉薬の代わりに塩を使用して焼いた瓦のことをいいます。
 塩焼瓦は、赤褐色瓦で、岩塩を入れて1100℃位で焼成すると、岩塩中のナトリウムと粘土中の珪酸アルミナと化合して赤褐色の珪酸ナトリウムのガラス状被膜ができます。
 瓦とは、上代、中国から伝えられた建材で、古くから寺院などに使われていることから日本の伝統的な文化ともなっています。特に平瓦と丸瓦を交互に使った伝統的な本瓦葺きや、桟瓦を使った桟瓦葺きは、日本の家屋の屋根に多く見られるものです。
 瓦は、陶器製のものが多く、スタイルや産地などにより千種類以上あり、最近では、セメントやスレートなどで作られた瓦もあります。


学生向け賃貸情報ならこのサイト! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生マンション 学生会館 下宿 学生寮