住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

トップページ > 避難階段

 避難階段とは、火災時の避難のために、様々な規定が行なわれた階段のことをいいます。
 避難階段では、たとえば、耐火構造の壁で囲んだり、出入り口は常に閉鎖式防火戸とするなどの規定があります。また、5階以上の階段や、地下2階以下に通じる階段については、避難階段、特別避難階段としなければならないことを、建築施行令に定めています。
 なお、防火戸やドレンチャーなど、火災が起きたときに炎のまわりを防ぐために設置される設備のことを防火設備といいます。防火戸とは、火災の延焼を防止するために用いる建具のことをいいます。防火戸は、防火設備と特定防火設備の2種類があり、耐火建築物、準耐火建築物の外部開口部や、防火地域、準防火地域において設置することを法令によって義務づけられています。
 また、延焼の恐れのある部分とは、道路中心線または隣地境界線から一定範囲のことをいいます。延焼の恐れのある部分は、2階以上の階で5メートル以内、1階では3メートル以内の範囲の部分をいいます。延焼のおそれのある範囲内にある窓や出入口には、防火戸を設置しなければならないとされています。
 なお、火災の拡大を防ぐために、都市計画区域外でも屋根不燃区域では、屋根や外壁の材質などについて制限しなくてはなりません。そこで、屋根不燃区域や法22条区域に指定される地域の建物では、屋根や外壁で延焼のおそれのある部分について、規定された基準を満たさなくてはならないということになっています。
 たとえば、木造住宅については、軒下や屋根、外壁について政令や省令に詳しく規定されています。スレート葺やサイディングなど、使用できる建材についても規定しています。


学生向け賃貸情報ならこのサイト! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生マンション 学生会館 下宿 学生寮