造りつけ家具とは、建物と一体となった家具のことをいいます。
造りつけ家具は、あらかじめ造りつけたり、組み込んだ状態にあるもので、ビルトインと呼ぶことがあります。また、ビルトイン方式では、建築部材や家具などを工場生産し、現場で組み立てる施工方式のことをいいます。
たとえば、システムキッチンや食器棚などの家具や設備があります。これらは、住宅や建物などに組み込まれた製品で、最近では、ガスレンジや建築化照明など照明設備においてもビルドインがみられるようになっています。
造りつけ家具では、家具類などが部屋に収まっているため、空間を広く使うことができる特徴があります。建物のデザインと一体化することで、天井まで空間が使えるメリットもあります。ただし、据え置き家具に比べてコストが高いことや、買い替えが難しく、また移動ができないというデメリットもあります。
造りつけ家具は、設置場所が一定であることから、サイズや仕様が一致するものを探さなくてはならないこともあります。そして、他の家具の配置に影響することがあります。