住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 土蔵造りとは、木を骨材として、その上に厚く土塗りを施した建築物のことをいいます。
 土蔵造りの壁の厚さは、20〜30センチメ−トル程度あり、耐火建築物構造とされています。土蔵造りには、屋根まですべてを土塗りとする方法と、屋根だけを木部として露出する方法があります。
 なお、土蔵造りとして有名な外壁の仕上げ方法には、海鼠壁という方法があります。海鼠壁は、腰壁部分に平瓦を張って、その目地部分に漆喰を半円形に盛り上げるように仕上げます。建築用語で半円形や蒲鉾(かまぼこ)の形を「海鼠形」ということから名付けられもので、「生子壁」と表記することもあります。また、瓦の形には正方形や亀甲形などもあります。そして、盛り上がった漆喰の部分を「海鼠漆喰」、海鼠壁で仕上げた塀を「海鼠塀」と呼んでいます
 海鼠壁は、もともと土蔵の雨掛り部分である腰回りの防水の保護を目的に施します。そして、土蔵として用いる海鼠壁は、壁厚が20〜30センチメートルあることから、防火上の目的でつくられます。


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