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住宅用語集「住辞苑」

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 木質系繊維断熱材とは、自然素材を原料とした環境に優れた断熱材のことをいいます。
 主に天然パルプやリサイクルした古新聞を粉々にし、ホウ酸を混ぜ合わせ、綿状に仕上げたセルロースファイバーという断熱材があります。セルロースファイバーとは、木質繊維を綿状に加工したものをいいます。木質繊維には、古紙やパルプなどがあり、これらの材料を加工して建材としたものです。セルロースファイバーには、調湿機能があることから、断熱材や吸音材として使われています。
 そこで、セルロースファイバーは、湿気を吸収したり放出したり役割を果たしますが、燃えやすい素材であるため、硼酸塩などが添加されています。セルロースファイバーは、防湿層の施工を必要としない断熱材として使われています。
 なお、通常の断熱工事では、外部に面する建物の外壁、天井、床などの部分に断熱材を入れたり、開口部に複層ガラスや二重サッシ、断熱ドアなどの断熱建材を入れたりします。壁内では、結露を防ぐために防湿層を施工したり、通気層工法が用いられることがあります。また外壁に面して断熱材が不連続になる床スラブや戸境壁にヒートブリッジ(熱橋)ができるため、断熱補強が必要になります。
 断熱には、内断熱と外断熱があります。断熱材を柱の間などに充填施工する壁の中に断熱材を施す方法は、内断熱工法といい、外断熱は、建物の構造体は外部から保護することで、冷暖房費の軽減や結露抑制の効果が高くなります。


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