住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 含水率とは、水分を含んでいる比率のことをいいます。
 含水率は、水分がどれくらい木材に含まれているのについて、その比率で表したもので、木材の含水率のことをいいます。含水率が低い場合、木材が乾燥していることを示し、含水率が高い場合は、水分量が多いこと示しています。含水率が約30パーセントになると木材の収縮や狂いはじめますが、日本では、15パーセント前後が、安定した含水率としています。また住宅の構造材の含水率は、15パーセント以下にしておくことを基本とし、最近の高断熱、高気密の住宅では、含水率10パーセント以下のものがあります。
 なお、高断熱とは、断熱工事により、熱の伝わりが少なくなった状態で、断熱性が高まったことをいいます。熱が伝わらないように、住宅の壁や床などでは断熱施工が施されます。室内と室外のエネルギーを区切ることで、家全体の温度差が小さくなります。高断熱住宅では、冬の室内では、暖かい空気が逃げにくく、夏は外の暑さが室内に伝わらない状態を保つことができ、冷暖房効率も高くなるとされています。
 住宅などの室内温熱環境が外部の影響から受けにくくするための工事のことを断熱工事といいます。断熱工事は、外部に面する建物の外壁、天井、床などの部分に断熱材を入れたり、開口部には、複層ガラスや二重サッシ、断熱ドアなどの断熱建材を入れる工事をいいます。
 断熱工事では、壁内での結露を防ぐために防湿層も施工したり、通気層工法が用いられることがあります。また、外壁に面して断熱材が不連続になる床スラブや戸境壁にヒートブリッジ(熱橋)ができるため、断熱補強が必要になります。


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