住まい・住宅関連の用語集

　コンサバトリーとは、ガラスで囲まれたガーデンルームのことをいいます。
　コンサバトリーは、18世紀頃、南欧から持ち帰ったフルーツを保存する場所として建てられたことが由来で、フランス語では、Conserveは保存を意味しています。これが生活空間に取り入れられ、屋外と屋内の中間的な空間として植物に囲まれながらくつろげるスペースとして活用されるようになったものです。ガラス越しに太陽光を取り入れるコンサバトリーは、サンルームとしてよりもガーデニングとして利用されています。
　なお、ガーデニングは、庭やバルコニーなどで、植物を育てて楽しむことをいいます。ガーデニング（gardening）を直訳すると、園芸や造園術といった意味になります。日本では、1990年代にイングリッシュ・ガーデンが紹介されてから流行し、花を観賞するための庭づくり全般のことについて、ガーデニングと呼ぶようになっています。
　そこで、イングリッシュ・ガーデンは、花を観賞することをメインとしています。敷地の広い住宅ではパーゴラなどを設置して本格的なガーデンを造ったり、エクステリアや外構スペースを活用します。配置、色彩、季節を考慮して、さまざまな植物を植え、花壇を作ったり、美しい庭づくりをいうことが多くなっています。
　また、マンションのバルコニーなどで楽しむベランダ園芸や鉢植えなどについてもガーデニングと呼ぶようになっています。