JAS規格とは、日本農林規格(Japanese Agricultural Standard)のことをいい、1950年に公布された農林物資の規格化および品質表示の適正化に関する法律のことをいいます。
これに基づいて、木材や材木加工品の品質向上を保つために一定の基準を設けています。農、林、水、畜産物およびその加工品の品質について保証する規格があります。この規格のことをJAS規格と呼んでいます。この規格に適合した食品などの製品にはJAS規格マークと呼ばれる規格証票を付した出荷と販売が認められます。
なお、JAS規格では対応しない新建材については、財団法人日本住宅木材技術センターが、良質な製品であるものに対して認証したAQマークが表示されます。
AQマークとは、耐久性や安全に優れている木質建材を供給するために、表示されるマークのことをいいます。
そこで、木質建材においては、AQマークとJASマークが市場で混在していることになります。