住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 固定金利期間選択型とは、変動金利を基本として、全返済期間のうち、一定期間だけ金利を固定にできるタイプのことをいいます。
 固定金利特約型ともいい、住宅ローン金利タイプの1つのことをいいます。当初の固定金利期間が終わった段階で、自動的に変動金利に戻るタイプと、改めて固定金利期間を選択し直せるタイプがあり、固定金利期間は、市場金利に影響されず、借り入れ金利は変わりません。期間は1年から20年まで、銀行によってさまざまあります。
 なお、変動金利とは、ローンの金利が金融情勢によって変わる金利のことで、最初に借り入れたときの金利が返済途中に変化することをいいます。一般的に短期プライムレート(短プラ)や長期プライムレート(長プラ)に連動して設定される各行の長期金利をもとにして決まります。
 また、借り入れ中の金利が、年2回見直しが行われるものと、毎月見直されるタイプのものがあります。返済額については5年間については、変わらない5年間据え置かれるタイプ(利息と元金の割合を変えて調整)と、金利が変動しても金利変動ごとに返済額も連動して見直されるタイプがあります。5年後の新たな返済額はそれまでの1.25倍までと制限され、低金利のときや金利が下降しているときは、金利が低いというメリットがあります。
 ただし、金利が激しく上昇した場合には、その影響を受けることになります。
 また固定金利とは、ローンの金利が借入時から返済終了時まで変わらない金利のことをいいます。各金融機関独自の固定金利型ローンがありますが、中でもフラット35が代表的となっています。
 フラット35では、金利が変わらないため、低金利のときに借りると、金利が上昇しても影響を受けません。また、返済額が一定なので資金計画も立てやすいというメリットがあります。
 フラット35とは、最長35年の長期固定金利住宅ローンのことをいいます。フラット35は、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して行なう金利変動がない住宅ローンです。フラット35のメリットは、長期返済計画が可能で、住宅ローンにおいて必要な保証料が不要となります。また繰上げ返済手数料も無料です。
 フラット35では、融資対象になる住宅には最低床面積や建設技術などに条件があります。住宅金融支援機構が独自に設けた技術基準によって、物件検査を実施しているために品質に対する安心感があるとされています。
 フラット35には、保証型と買取型があります。買取型は、民間金融機関が扱う住宅ローン債権を機構が買い取り、信託したうえで、それを担保としたMBS(資産担保証券)を発行するものをいいます。債権者は機構に移り、金融機関はローン返済の窓口となります。保証型とは、民間金融機関の扱う住宅ローンに機構が住宅融資保険を付けて、それを担保として発行された債権などに関わる元利払いを保証するものです。金融機関自身が債権者に止まって証券化業務を行なうため、融資条件の自由度が高くなります。
 なお万一のときのために、ローン残債が無くなる機構団信制度もあります。


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