アレンジャーとは、不動産の証券化において、各段階の実務を行なう参加者たちの間に立って調整を行なう者のことをいいます。
この業務には、特別の資格制度はなく、不動産会社、証券会社、銀行、信託会社、独立の専門コンサルティング会社などが行なっています。
アレンジャーは、利害関係者間の調整や不動産、金融、法務、税務などに関して専門的な知識を要し、証券化実行への働きかけや証券化の仕組みの検討、立案、証券化に必要なSPCの設立、格付の取得、資産管理の具体化、最終的な決済の見届け、確認などの実施に関与しています。
なお、実務を行なう参加者とは、不動産を所有するオリジネーターや証券を発行、販売する者、投資家などのことをいいます。