軽量気泡コンクリートとは、セメントペーストに発泡剤を加えて多孔質化したもので、高温高圧の状態でオートクレーブ養生されて作られたものをいいます。
軽量気泡コンクリート(autoclaved light weight concrete)は、略してALCとも呼ばれています。ALCの利点は、遮音性、断熱性、耐火性に優れていることがあげられています。また、ALCは、通常のコンクリートよりも軽く、建物全体を軽量化できるメリットがあります。ALCは、建物の屋根や床、外壁などに用いられ、工事費のコストダウンを行うことができます。その一方で、ALCは、防湿性、防水性には弱く、防水処理を必要とする建材であることが知られています。
なお、ALC製のパネルを使用した建築構造のことをALC造といいます。最近では、賃貸マンションにおいて用いられるようになっています。