住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 臭気強度とは、人の悪臭の感じ方を段階別に数字で置き換えたものをいいます。
 人の嗅覚には、個人差が大きくあるとされているため、臭いについて客観的に捉えることができるように、6段階に分けた6段階臭気強度表示法を用いています。臭気強度0は無臭、臭気強度1は、何かにおいを感じる、臭気強度2は、何のにおいかがなんとか分かる、臭気強度3は、容易ににおいを感じる、臭気強度4は、強いにおいを感じる、臭気強度5は、強烈なにおいを感じるという基準を定めています。
 また、臭気強度は、3を超えると苦情が出るレベルとされています。
 なお、人の嗅覚によって悪臭の強さのレベルを指数化したものを臭気指数といいます。これは、臭気を空気や水でにおいが感じられなくなるまで薄めたときの希釈倍数を出した臭気濃度と呼ばれるものに、その対数を10倍にした数値のことをいいます。例として、臭気を100倍に薄めたときに、臭いを感じなくなった場合は、臭気濃度100、臭気指数は20ということになります。
 また、臭気指数については、悪臭防止法により、都道府県知事などが規制することができるようになっています。
 悪臭防止法とは、悪臭を規制する法律のことをいい、悪臭は公害の1つとして規定されました。悪臭防止法は、住宅地など、生活環境を守るべき地域を対象にして、都道府県知事が規制地域を指定します。悪臭に対する規制に関する方法について、敷地境界線、煙突などの排出口、排水口における規制基準を定めています。
 悪臭防止法は、工場や事業者などに対して必要な悪臭防止対策をとらせることを目的に制定された法律です。特定悪臭指定物資である22物質の濃度を規制したり、「臭気指数」を用いて調査を行ないます。これらの調査については、改善勧告、改善命令が出されたり、違反者には罰則が適用されます。


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