分譲マンション建替え改修アドバイザー制度とは、分譲マンションの建替え、改修の要否の判断、手順などについて専門家による助言を受けることができる制度のことをいいます。
分譲マンション建替え改修アドバイザー制度とは、東京都が2002年度から実施している制度のことで、マンションの管理組合が老朽化するマンション建物について、建て替えを行なうべきか、大規模修繕にとどめるべきか迷ったとき、東京都は、アドバイザーをマンションに派遣し、アドバイスや情報提供を行なってマンション管理組合を支援する制度となっています。
アドバイザー派遣には、AコースとBコースの2つあり、建替え入門、老朽度判定、改修によるマンション再生や合意形成の進め方、検討書の作成等についてアドバイスを受けることができます。東京都防災・建築まちづくりセンターが実施し、派遣は有料となっていますが、区によって、利用の際の助成等もあります。
なお、他府県でも類似の制度を設けているところがあります。たとえば、大阪府や兵庫県では、マンション管理アドバイザーが同じような相談を受けつけています。