住まい・住宅関連の用語集

　デポジット（deposit）とは、契約にかかわる手付金や保証金のことをいいます。
　主に海外などで部屋を借りるときに仮契約として手付金を支払うことを、イニシャル・デポジットといいます。
　手付金は、家賃の1か月分が相場で、手付金は本契約を行なうと、最初の家賃に充当されます。また本契約の際には、レンタル・デポジットと呼ばれる保証金を支払いますが、これは通常家賃の2か月分となり、契約期間が終了したときに精算後、返納されるものです。ただし期間満了前に契約を解除すると、返還されません。
　なお、日本での手付金は、売買契約や賃貸借契約などの際、当事者の一方から相手方に対して交付される有価物や金銭のことをいいます。その有価物の場合には「手付」といい、金銭の場合には「手付金」といいます。
　手付には、3種類あり、契約成立の証拠となる「証約手付」、手付を交付した者はそれを放棄し、相手方はその倍額を返却することで契約について解除することを認める「解約手付」、手付額が債務不履行の場合、損害賠償の予定または違約罰とするという「違約手付」です。
　契約では、どの手付を適用するのかについて、当事者の意思表示で決められていますが、意思が不明な場合には「解約手付」が行われます。
　なお、不動産業者（宅建業者）が売主の場合には、受領する手付はすべて「解約手付」となります。