中間検査とは、工事の施工中に検査することをいいます。
建築物の工事途中に、その構造や施工の状況が建築基準法とその関連規定に適合しているかどうかをチェックする検査ことで、建物が建った後では隠れて見えなくなってしまう部分について検査します。
中間検査は、1999年の建築基準法改正によって導入され、その目的は、工事監理および工事施工が適切に行われているかどうかについて、確認することです。どのような建築物に対して、どの工程で行うかは、各都道府県や市などの特定行政庁の判断で行なわれています。
検査は、主に工事完了時に隠されてしまう部分、たとえば鉄筋コンクリート造では、コンクリートを打ち込む前の鉄筋の配筋工事の状態について検査します。そして、中間検査に合格すると、「中間検査合格証」の交付を受けます。
中間検査は、かつては指定地域を対象として行なわれていましたが、3階建て以上の共同住宅については、2007年建築基準法改正により全国どこでも検査が義務化されています。