基準階面積とは、一般的なかたちでレイアウトされた階の面積のことをいいます。
ビル経営においては、基準階面積を基礎にして床面積の利用可能性(例えば、賃貸が可能な床面積の比率)、算定や評価をすることが多くあります。中高層ビルにおいて行なわれるもので、これをレンタブル比をともいいます。
地上階や最上階では、レイアウトが異なるため、別に利用可能性を評価しなければならないとされています。
またマンションでは、切った羊羹のような形のようかん型マンションがあります。ようかん型マンションは、敷地に対して、住戸がたくさんとれるというメリットがあります。この形態は、建築費を抑えることができるため、大量の住宅供給と生産効率性、経済的な側面から、主に高度成長期に多く建設されてきました。
そこで、マンションでも効率のよいプランをつくって、各階に同じような平面計画を行なうことがよくあります。