住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 新規賃料とは、借り手を新しく募集するときに設定する賃料のことをいいます。
 新築の賃貸住宅の場合の契約賃料や、賃貸経営を始めている場合に入居者が退去し再募集のときの新規賃料のことをいいます。
 賃貸経営の初期設定賃料と収支計画を検討は、新規賃料を集計したものが使われ、礼金や権利金、保証金の運用益なども考慮されています。
 なお、家賃収益の検討では、めやす賃料というものがあります。めやす賃料とは、賃料、共益費、管理費、敷引金、礼金、更新料を含んで賃料等の条件において改定がないものとして、4年間賃借した場合の1ヶ月当たりの金額のことをいいます。
 めやす賃料とは、定期借家の場合は、契約期間となります。めやす賃料は、消費者に適切な情報を提供するための表示で、実際の総支払額と異なる場合があるものとされています。
 敷引金は、敷金の償却、保証金の償却など、預かった金銭から差し引くものをいいます。現在、不動産においては、家賃による収益が主流となっています。
 運用益のことを、インカムゲイン(Income Gain)といい、資産運用や投資に対するリターンのことで、株式や不動産を所有によって得られる利益のことをいいます。不動産本来の価値であるインカムゲインに着目した不動産投資が重視される傾向にあり、賃貸用不動産に投資した場合の家賃収入などが上げられています。元本である投資額に対する1年間のインカムゲインの率を「利回り」といい、不動産の収益性を見る指標となっています。
 これに対して、不動産を売却し、購入時よりも高く売れた場合の売却益を、キャピタルゲイン(Capital Gain)といいます。かつては、インカムゲインよりもキャピタルゲインを期待した不動産投資が主流となっていたものです。キャピタルゲインは、譲渡益のことで、株式や不動産の取得時の価格と売却時の価格の差から得られるものをいいます。逆に、売却によって損失が出た場合のことをキャピタルロスといいます。
 例えば、賃貸用不動産に投資した場合、賃料収入がインカムゲインとなり、売却での売却益がキャピタルゲイン、売却損は、キャピタルロスとなります。キャピタルゲインは税務上「譲渡所得」となり、個人の場合には原則として、申告分離課税、キャピタルゲイン課税が適用されます。


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