住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 福祉マンションとは、互いに助け合いながら自立して暮らせる地域社会に根づいたマンションのことをいいます。
 福祉マンションは、多世代交流、子育て支援など多様なスタイルや、介護機能付きの高齢者向けのマンションです。居住者の生活や介護について、地域の専門家やボランティアがサポートし、生活支援サービスの拠点としての役割を果たしています。福祉マンションの多くは、住民参加型のコーポラティブ・ハウス形式でつくられています。
 コーポラティブハウスとは、自分たちの好みにあった住宅やマンションを共同で計画し、建設することをいます。コーポラティブハウスによってマンションをつくると、一戸建ての注文住宅のように、オリジナリティの高いマンションがつくれるという利点があります。
 コーポラティブハウスは、共同で家やマンションを建てる者によって、はじめ建設組合がつくられます。コーポラティブハウスでは、共通のこだわりを持つ人たちが集まって共同で土地を購入し、建設のための間取りやデザインなどを自分たちで決めます。組合員のライフスタイルに合わせて自由に住宅やマンションが建設できます。自分たちで行なう土地の購入から住宅、マンションづくりは、通常の分譲マンションと比べると、業者の中間マージンが省けるために、建設に関するコストが安くなります。またコーポラティブハウスの建設は、話し合いによって決められるために、入居時において住人は顔見知りとなります。そこで、自分たちでつくったマンションに対する思いは違います。入居後の管理組合がスムーズであったり、管理運営への積極的な参加や関心が高く、合意形成においても、さほど苦労しないものになると思われます。
 また、コーポラティブハウスでは、建設時における欠陥を防ぐために自ら工事を確認することができ、不具合の防止などの対応ができるというメリットもあります。


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