住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 崖崩れとは、豪雨や地震などによって台地や段丘などの急な傾斜地が崩れることをいいます。
 山腹の斜面が突発的に崩壊することを「山崩れ」といい、原因として集中豪雨や長雨で起こることが多くあります。総雨量が100ミリを越えると、発生件数が増えます。「急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律(急傾斜地法)」では、崖崩れなどの被害が予想される危険区域を定め、こう配が30度以上の土地を急傾斜地と定義しています。
 また、崖地には、宅地として使用できない斜面部分のことで、自然地形、宅地造成などで山の斜面などを切り取った切土法面や、土を盛ってできた新たな斜面となったものもあります。地盤の弱い敷地では、擁壁などで補強する必要があります。
 擁壁は、切り土や盛土によってできた斜面の土圧に対抗するために崩壊を防ぐ壁のことで、崩壊による災害や地すべり等の危険がある場合にコンクリートなどで補強します。擁壁の材料は、コンクリートのほか、ブロックや石を用います。斜面の土に水分が多くなると、圧力が上がり、擁壁が崩壊しますので、水はけのために2メートルを超える擁壁では、3平方メートルに1ヶ所の割合で水抜きを付けることが法令によって定められています。また5メートルを超える場合には内側から控え壁、外壁から支え壁を入れた対策がとられています。
 そのことから、不動産広告では、土地面積のおよそ30パーセント以上が傾斜地する場合や傾斜地を含んで土地の利用が著しく阻害される場合には、明確な面積と、これらの事実について明示しなければならないとされています。


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