住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 超長期親子リレー返済とは、住宅金融公庫の親子リレー返済ローンのひとつのことをいいます。
 建物の構造などが一定の基準に適合する場合、耐火、高性能準耐火では最長で50年、準耐火、木造では最長で40年、返済期間を伸ばせるというローンです。
 しかし2007年4月、住宅金融公庫から住宅金融支援機構への移行により、経過措置を除き、この制度は廃止されています。
 親子リレーローンとは、同居する親子で借りたローンを継続して返済できる住宅ローンのことで、将来、親子で連帯債務を負い、子どもが引き継いで返済するタイプの住宅ローンのことをいいます。
 住宅ローンの申込資格に申込日に60歳や70歳未満であるというような年齢制限があります。例えば、申込時に60歳以下で完済時70歳から80歳といった年齢制限では、50歳で35年ローンを組むことはできませんが、親が高齢になっても親子リレーローンを利用することにより、長期返済の住宅ローンを組むことができるようになります。
 親子リレーローンでは、同居もしくは同居予定の子どもを後継者として連帯債務者に指定することで、申請者が70歳以上でも融資が可能となります。
 なお公庫融資の「親子リレー返済」は、現在はフラット35や民間金融機関において継承されています。フラット35とは、公的融資と民間融資の中間的なもので、長期固定金利の住宅ローンのことをいいます。フラット35は、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して行なう金利変動がない住宅ローンです。フラット35のメリットは、長期返済計画が可能で、住宅ローンにおいて必要な保証料が不要となります。また繰上げ返済手数料も無料です。
 フラット35では、融資対象になる住宅には最低床面積や建設技術などに条件があります。住宅金融支援機構が独自に設けた技術基準によって、物件検査を実施しているために品質に対する安心感があるとされています。
 フラット35には、保証型と買取型があります。買取型は、民間金融機関が扱う住宅ローン債権を機構が買い取り、信託したうえで、それを担保としたMBS(資産担保証券)を発行するものをいいます。債権者は機構に移り、金融機関はローン返済の窓口となります。
 保証型とは、民間金融機関の扱う住宅ローンに機構が住宅融資保険を付けて、それを担保として発行された債権などに関わる元利払いを保証するものです。金融機関自身が債権者に止まって証券化業務を行なうため、融資条件の自由度が高くなります。なお万一のときのために、ローン残債が無くなる機構団信制度もあります。さらに金利が優遇されるフラット35S(優良住宅取得支援制度)などがあります。


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