住まい・住宅関連の用語集

　コンクリート型枠用合板とは、コンクリート打設のために型枠として用いる合板のことをいいます。
　コンクリート型枠用合板は、コンパネとも呼ばれています。表面に塗装をしたタイプと無処理のものがあり、ラワン材などが主な材料となります。
　ただしコンクリート型枠合板は、構造用合板よりも強度が低く、強度不足のために住宅の内装下地材としては使用されません。またコンクリート型枠用合板は、JAS規格のホルムアルデヒド放散等級は規格外のものが多く、型枠としては数回しか転用できないため、使い捨てるというイメージが強くあります。
　なお型枠とはコンクリートを流し込んで、一定の形、寸法、位置に仕上げるために設置する仮設の枠組みのことをいいます。型枠は、コンクリートに直接触れて成形する役割をする「堰板（せきいた）」、堰板を外側から支える桟木、支柱、締めつけ金具類などを指す「支保工（しほこう）」から構成されます。これらの板は、通常、コンクリートが固まると外しますが、そのまま仕上げ材となる「打ち込み型枠」のようなものもあります。