住まい・住宅関連の用語集

　市街地再開発等融資とは、法定再開発事業や誘導再開発事業による分譲住宅を購入する際に受けられる公庫融資のことをいいます。
　誘導再開発事業とは、総合設計、特定街区、地区計画等のことをいいます。この融資は、購入価格の8割まで借入れが可能で、金利もマンション購入融資などと同じ水準です。
　なおマンション購入融資の内容では、融資が受けられる住宅が、住宅部分の延べ面積が原則として1棟で1,000平方メートル以上のマンション、耐火構造で地上5階以上のもの、住宅の専有面積が50平方メートル以上280平方メートル以下の住宅、購入価格が1億円未満であることなどの条件となっています。
　マンション購入融資は、旧住宅金融公庫が利用できる分譲住宅のことをいい、広告や募集パンフレットなどに「公庫利用可」「公庫融資が利用できます」などと表示され、公庫融資利用可と呼ばれています。この分譲住宅は、公庫の条件に合っているかどうかを調べる「適格認定」の手続きが必要となっていました。
　また「公庫融資付」と違いは、「公庫融資付」が公募や抽選のあるのに対して、先着順で申し込むことができます。しかし住宅金融公庫の廃止が決まってから、この融資の新規申し込みは停止しています。
　ただし2007年の住宅金融支援機構へ移行されました。そこで、市街地再開発等融資、マンション購入融資の対象は、2005年3月までに住宅金融支援機構が計画承認した分譲住宅の購入と、住宅債券(つみたてくん)または住宅積立郵便貯金の積立者に融資対象が限定されています。