吹き付けタイルとは、仕上がりの表面がセラミックに似ているセメント系の複層仕上げ材のことをいいます。
主に建築物の外壁に吹き付けて仕上げる外装用のタイルのことをいいます。吹き付けタイルは、タイルに似た光沢があります。また表面は凹凸模様をつくることができ、使用される素材には、セメント系、合成樹脂エマルジョン系、エポキシ系などがあり、複層模様吹き付け材もあります。
施工方法は、コンクリートやモルタルなどの下地に下塗りをして、主材のベースを吹き付けてから、模様吹きの上塗りを行います。3段階の工程を経て陶磁器質タイルの風合いを出します。
仕上げでは、ローラーやコテ、圧縮空気などを使って、表面に月面のクレーターにようなに凹凸模様をつけます。これを「タイル状仕上げ」ともいい、マンションや一戸建ての外壁によく用いられています。