住まい・住宅関連の用語集

　オーバーハングとは、上階を下階よりも張り出している形式のことをいいます。
　オーバーハングでは、庭の面積を損なうことなく、建物面積を広げることができます。張り出した部分はキャンティと呼ばれ、居室やベランダとして使用されます。形状において意匠性の高い建物をつくることができますが、構造面においてバランスを検討する必要もあります。
　なお建築基準法では、外壁から1メートル以上突き出した軒や庇などについて、その先端から1メートル外壁側に後退した部分までの面積を含くむものとしています。建築基準法により、建築面積は、建物を建築するとき、建ぺい率や容積率などに関係しています。
　また建築面積は、都市計画の用途地域規定による面積算定に影響しています。建築設計や計画、増改築を計画したときには確認が必要となります。