住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

トップページ > ボンエルフ

 ボンエルフとは、自動車が速度を落とさなければならないような構造の道やその手法のことをいいます。
 オランダのデルフトで初めて導入された街づくりにおける街路整備手法で、歩行者と自動車が共存できる歩車融合型の道路のことをいいます。オランダ語のwoonerf(生活の庭)、「woon」が「居住」、「erf」が「中庭」を語源としています。
 ボンエルフでは、歩行者が安心して道を歩けるようにするために、歩道と車道が共通している歩車共存型の道路であり、自動車がスピードを出せないように工夫した道路です。街路をクランクやスラロームという、わざと曲がりくねった道にしたり、ハンプ(路上の起伏)を付けたりして、緑地帯や花壇をところどころに配置し、道の幅に変化を持たせます。ボンエルフは、主に住宅地内などの道で採用され、生活者の快適性や子どもが安全に遊べるように施されています。
 なお、ハンプとは、自動車の速度を抑えるために、道路上の舗装を盛り上げて、舗装した部分のことをいいます。また凹凸をつけずに色や素材を変えて、運転者の注意を引くタイプのものを、イメージハンプといい、住宅街などでよく用いられます。ともに自動車の速度を抑制することが目的となっています。


学生向け賃貸情報ならこのサイト! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生マンション 学生会館 下宿 学生寮