住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 ヒートブリッジとは、建物の中で、局部的に熱を伝えやすい部分のことで、熱の橋渡しをすることをいいます。
 ヒートブリッジは、熱橋ともいわれます。しかし熱を伝えるヒ−トブリッジは、熱が逃げていく部分ということになります。木造や鉄骨造の軸組工法では、外壁に断熱材を充填した場合、柱や梁などが熱橋となります。
 また鉄筋コンクリート造では、断熱材を貫通する躯体のコンクリート部分になります。壁や床のうち、室内側と外側が直接つながっている部分のことを「構造熱橋」、低温となる場合を「冷橋」、暖かい場合を「温橋」といいます。
 断熱材の途切れ目である熱橋(ヒートブリッジ)から、熱が逃げていくことを防ぐ方法があります。熱橋の周囲に断熱材を増し張りすることを断熱補強といいます。
 なお断熱工事は、住宅などの室内温熱環境が外部の影響を受けにくくするために行ないます。断熱材は隙間なくすっぽりと建物を包むことが原則ですが、建物と断熱材との間に隙間が出来ると、外の気温が低い場合、屋外の冷気がこの部分から屋内に侵入し、室内の壁や壁の内側に結露が発生して、建物の断熱性能を著しく低下してしまいます。壁内での結露を防ぐために防湿層を施工したり、通気層工法を用いることがあります。
 外壁に面した断熱材は、床スラブや戸境壁に不連続なヒートブリッジ (熱橋)ができるため、断熱補強が必要になります。内断熱の場合は、外壁に面した床スラブ、梁、柱、戸境壁などの室内側に、数十センチメートルにわたって断熱材を張ります。これは「折り返し断熱」と呼ばれています。外断熱の場合は、基本的にパラペットやバルコニーなど、外壁から突き出した部分を断熱補強します。


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