住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

トップページ > 生コン

 生コンとは、工場生産され、ミキサー車で現場に運ばれるレディ・ミクスト・コンクリート(ready mixed concrete)のことをいいます。
 生コンは、「レミコン」とも呼ばれ、水分量と関係し、その軟らかさ(スランプ)と空気量で表されます。長時間、固まらないように、ミキサー車で規定以上の水を混ぜます。これを俗に「シャブコン」と呼んでいます。
 ワーカビリティは、「施工軟度」ともいわれ、生コンの打ち込みやすさを表しています。これは、スランプの値が大きいほどコンクリートは軟らかくなります。ワーカビリティは、水分量の多さやコンクリートの流動性、そしてコンクリートの粘り、材料分離への抵抗性など要素が関係するために、経験的な面も必要になるとされています。
 水セメント比とは、コンクリートの強度を表す指標のひとつで、主要な材料である水とセメントとの割合のことをいいます。水量をW、セメント量をCとすると、「W/C」の百分率で示すことができます。水が多いほど、練り混ぜしやすくなり、コンクリートを打ち込みやすくなります。ただしコンクリートの強度は低下してしまいます。そこで、建築用コンクリートについて、水セメント比は、50〜65パーセントが標準とされています。
 またコンクリートの作業性についての難易度を示すワーカビリティが高くなると、水が多いことがあります。施工のしやすさを求めすぎないように注意しなくてはなりません。水が多くなると、強度が下がってしまい、欠陥コンクリートになる可能性があります。
 なお、生コンは、セメントなどの材料を練り混ぜてから固まるまでの間の「フレッシュ・コンクリート」を指すこともあります。


学生向け賃貸情報ならこのサイト! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生マンション 学生会館 下宿 学生寮