フットパスとは、歩行者に通行権が認められている道のことをいいます。
パブリック・フットパスや公共遊歩道ともいい、もともとイギリスで使われていた言葉です。具体的には、牧場や畑の中の私有地を通り抜けるような形で、自然の中を歩くことを楽しむための散歩道の一種のことをいいます。
フットパスは、金属製またはプラスチック製の丸い板に黄色の矢印が描かれたものを道しるべとして用いています。またフットバスは、杭や樹木などに黄色の点々を描いて示していることもあります。
フットパスでは、自転車や馬に乗ることは禁止されていますが、ベビーカーや車椅子などの使用や犬を連れ歩くことは可能です。ただし犬についてはリードに繋いだりしなくてはなりません。
なお、道端で景色を眺めたり、休憩を取ったり、軽食をとったりすること関しては認められています。馬や自転車も通れる道については「ブライドルウェー(bridleway)」と呼んでいます。