住まい・住宅関連の用語集

　エレベーターとは、電力などを動力として、電動ロープ式や油圧式などで人や荷物を上下垂直に運搬する装置のことをいいます。
　建築基準法では、面積が1平方メートル超、天井の高さが1.2メートル超の昇降機のことを「エレベーター」と定義しています。ロープ式の稼働速度は、電動機の種類によって異なり、分速60メートルから90メートル程度となっています。それより小さいものは「小荷物専用昇降機」と呼ばれ、またエスカレーターも昇降機に含まれています。
　なおエレベーターのカゴと昇降路の内装は難燃材料にしなくてはなりません。
　住宅に設置されたエレベーターのことをホームエレベーターといいます。ホームエレベーターとは、2〜3人で乗ることができる家庭用のエレベーターです。ホームエレベーターを設置するときは、確認申請を事前に提出しなくてはならないことになっています。ホームエレベーターは、定員3名以下で、昇降する最下階の床面からの最上階の床面の高さが、最大10メートル、積載荷重200キログラム、エレベーター内床面積1.1平方メートル以下と定められています。
　ホームエレベーターは、カゴと昇降路の内装は難燃材料にする必要はありませんが、マンションやオフィスなどの不特定多数が使用するエレベーターと同じように、昇降機の専門資格者による定期的な点検を行う必要があります。