住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 保湿材とは、給湯管などのパイプなどから熱が逃げるのを防ぐための材料のことをいいます。
 保湿材は、建物の床、壁、天井、空調装置のダクトなどで使われています。保湿材の素材には、有機質系と無機質系があり、有機質系では、コルク、毛、軟質繊維板、発泡プラスチックなどがあります。また無機質系には、石綿や岩綿などの天然鉱物と、グラスウールやロックウールなどの人工無機鉱物、珪藻土、珪酸カルシウムなどがあります。
 形状については、板状やフェルト状、筒状などのものがあります。保温と同時に保冷の機能があるものを「保温保冷材」といいます。
 なお以前、保湿材としてアスベストが多く使われていました。
 アスベストは、石綿といわれ、蛇紋石系などの天然の繊維状鉱物のことをいいます。安価で耐熱性、吸音性、電気絶縁性に優れているため、高度経済成長期には、建築資材として使用されてきたものです。特に建物の耐火材や耐熱材として、ビルや学校、公共建物などの天井や壁の内側で幅広く、大量に使われています。
 しかし、アスベストによる肺がんや中皮腫という健康被害が確認されてから、社会問題となり、現在では、建物に使用することは禁止されています。そこで、最近の建物の修繕工事では、アスベストの代わりにノンアスベストを使うようになっています。


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