大理石とは、石灰岩が結晶化した岩石のことをいいます。
大理石は、色彩も多彩で加工のしやすい石材です。石材として建造物の内装によく使われています。
しかし、大理石は、耐熱性が低く、吸水性にばらつきがあるため、加工や使用において注意が必要となっています。
なお、建材として、大理石の代わりに人工的に作った模造石があります。特に大理石に似せた人造石のテラゾーは、10ミリから12ミリに砕いた大理石や花こう岩の粉を白セメントなどと練り混ぜて、硬化したあとに表面を滑らかに磨き、大理石のような美しい模様に仕上げたものをいいます。
テラゾーは、人工的に作ったセメント系の模造石の一つで、建築の仕上げ材として、公共建築物の床や内壁などに多用されています。
また、テラゾーには、工場で生産される人造テラゾーと、現場で作られる現場テラゾーとがあります。人造テラゾーには、30センチメートルから40センチメートル角の板状のテラゾータイルと、大きめの板石状に造ったテラゾーブロックがあります。