住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

トップページ > ハイサッシ

 ハイサッシとは、床面から天井の高さまであるサッシのことをいいます。
 ハイサッシは、部屋の奥まで光が届きやすいなど採光性に優れ、通風や眺望がよくなるというメリットがあります。また、壁の圧迫感も少なくなり開放感があるため、高級感も演出できるといわれています。開口部が広く取れるので、部屋が広く見え開放感があるため、主にリビングに設けられています。
 しかし、マンションなどでは、窓の上部に梁が張り出しているので、ハイサッシは採用できません。そこで、ハイサッシは、逆梁工法などを採用することで設置されます。
 逆梁ハイサッシとは、逆梁工法により天井から梁をなくすことにより、窓枠を天井近くまで高くするサッシのことをいいます。そして逆梁工法とは、通常、天井から出っ張っている梁を逆にして、床から立ち上げるようにした工法のことをいいます。
 ほとんどの鉄筋コンクリート造のマンションは、ラーメン構造でつくられています。ラーメン構造とは、柱と梁でできた構造です。コンクリート床スラブは、柱と柱を結ぶ梁の上に載せているため、室内には、天井から梁が出っ張ることになります。この構造では、梁部分が出っ張っているために、梁の下までしか窓の開口を取ることができず、家具等の配置においてもすっきりしないことがあります。
 しかし、逆梁工法では、梁の上にコンクリート床スラブが載るのではなく、梁の下側にコンクリート床スラブが設置されることになります。そのため、梁がスラブを吊り下げている状態になり、天井はフラットになります。また逆梁工法では、梁が床スラブから突き出ることになりますが、この突き出た梁の上に床板を敷いて二重床とします。そこで、床下を収納スペースや配管スペースとして活用できます。また梁はバルコニーの先端から立ち上げて手すりとして兼用されます。
 バルコニー側の窓が天井近くまで高さを確保でき、逆梁ハイサッシでは、通風や採光の面で優れ、リビングも明るさと開放感が感じられるようになります。


学生向け賃貸情報ならこのサイト! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生マンション 学生会館 下宿 学生寮