パースとは、建物の外観や室内を立体的に表現した絵のことをいいます。
パースとは、未完成物件の完成予想図としてよく使用されている技法です。建物の外観を描いたものは「外観パース」、室内を描いたものは「内観パース」といいます。
パースは、一定の図法によって描いた透視図のことで、立体的に表現することにより、図面などではわかりにくい全体イメージを表現します。パースは、主に未完成物件の完成予想図として用いられています。
なお、完成予想図は、建物をイメージするために役立つもので、建物が完成した場合のイメージを図示したものです。完成予想図は図面から起こして作成され、建物はイラストやCG、パースなどとして描かれます。
完成予想図作成においては、作図法によって立体的に表現されて着色されます。CG加工したり、リアリティをもったパースもあり、全体像をイメージするうえで非常に役立ちます。立体的に表現することにより、図面などではわかりにくい全体のイメージをわかりやすくすることができます。
ただし、パースには電柱や電線、周辺環境や植栽などについて、そのすべてが書かれていないことがあります。パースは、あくまでイメージ図であるために、植栽などは実際と異なり、植栽は成長した場合を想定して豊かな環境を描いていることがあります。