住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 ドーマーとは、屋根裏や吹抜けへの採光を目的として、屋根上に設けられた窓のことをいいます。
 ドーマーは、トップライトのように屋根面につくられた天窓とは異なり、切妻の小屋根の垂直面に開口部をとりつけたものです。この窓では、夏に陽ざしを遮ることができて、冬には陽ざしをとりこむことができ、採光と通風を行なう役割を果たしています。窓の形としては、引き戸タイプや上げ下げ窓、両開き窓が一般に用いられています。
 ドーマーは居室をはじめ、小屋裏収納などに使用されています。小屋裏とは、屋根と天井との間にできる空間を利用した収納スペースのことで、建築基準法において、小屋裏物置等という扱いになります。
 建築基準法では、小屋裏の面積について、下の階の2分の1以下、天井高は1.4メートル以下、小屋裏に出入りするためのハシゴは、固定式ではないことの規制があります。そのためハシゴについては、取り外し可能で、折り畳んで収納できるタイプや取り付けたものを使います。またドーマーつきの部屋が、居室として認められるためには、建築基準法上の採光、換気の基準を満たすことが必要となっています。
 建築基準法では、居室について、日常、家族が多く居る部屋、居間、茶の間、居住、集会、娯楽などのために使用する部屋と定義しています。また居室の要件となる天井高、採光、換気について規定しています。
 しかし、窓がドーマーのみである場合、面積に対して、必要な開口を得ることが難しいため、建築基準法上の採光や換気の基準を満たした居室とは認められないことがあります。このような部屋は、屋根裏部屋、グルニエ、ロフトなどという扱いになります。


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